第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM
PassMarket【一般、子ども(4歳~小学生)】
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多摩市立永山公民館(ベルブ永山 3階)
多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ 7階)
世界中の映画制作者たちがしのぎを削る国際映画祭。濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』の快進撃はあったものの、他のアジア勢が目覚ましい躍進を見せているこの潮流に日本はいまひとつ乗り切れていない。コロナ禍の混乱が続く2021年、若手監督・亀山睦木は、SF長編作品『12ヶ月のカイ』を手に世界各地の映画祭に挑み、その様子を記録し始めた。
Covid -19が全世界で猛威を振るうなかで亀山監督自ら世界の各映画祭に挑戦し、その様子をカメラを回し、さまざま感じたことを日本でインタビュアーとして著名な方々からコメントをもらう。
今の日本映画界の置かれている状況、これからの状況。それはこの作品に登場するフィルムメーカーたちだけではなく、我々映画祭をおこなうものにも考えなければいけない状況を投げかけるものだった。フィルムメーカー、そこを目指す人たち、そして映画祭、上映をおこなういろいろな人に観てそれぞれ考えていただきたい作品。(Ao)
映画監督、東京都出身。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業後、映画やドラマの監督および脚本、CM・TV・MV・舞台のプロジェクションマッピング映像の演出などを行う。2020年のコロナ禍に制作したSF映画『12ヶ月のカイ』が世界9か国、22の映画祭で入選し13の賞を獲得。英国の映画祭SCI-FI-LONDON(サイファイロンドン)での上映をきっかけに、マッツ・ミケルセン主演のNetflix作品『Polar』の原作者ビクター・サントス氏の最新作を原作とした新企画『LEFT HAND OF THE DEVIL』の監督・共同脚本として抜擢される。これまでの監督作品は、『マイライフ、ママライフ』『12ヶ月のカイ』『ソムニウム』など。
2001年生まれ、アメリカ合衆国出身。 幼少よりミュージカルなどの舞台に出演。12年日本に移住、テレビ・映画などにも出演。16年沖縄で映像制作会社でインターンとして働きながら、自主映画制作を始める。沖縄テレビ「琉球トラウマナイトリアルストーリー2019」『ホテル』でテレビドラマ監督デビュー。20年に『偽神』が第14回田辺・弁慶映画祭においてキネマイスター賞を受賞。『偽神』『二階のあの子』『はじめの夏』が田辺・弁慶セレクション2021においてテアトル新宿とシネ・リーブル梅田で劇場公開される。21年4月より日本大学芸術学部映画学科監督コースに在籍。現在自主映画6作品目となる『この島に嵐は眠る』を製作中。
1998年生まれ、愛知県出身。東京造形大学映画専攻卒業後、東京藝術大学大学院映像研究科監督領域を修了。黒沢清監督、諏訪敦彦監督に師事する。『逃避行』(2022年)が第71回サン・セバスチャン国際映画祭ネスト部門、第29回グラナダ国際映画祭国際コンペティション部門などに選出される。修了作品として長編映画『よく見れば星』を制作。