第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-8】団地団 世界の団地映画論

11/19[日] ベルブホール
  • 10:00-11:38
  • 11:45-12:35
    トーク
    ゲスト:団地団
    (団地団:大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏)

※13時半からグリナード1号ホール(グリナード永山5F)で「世界の団地映画論」第2部あり。(本プログラム半券でご参加できます)

チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
支援会員/障がい者・付添者1名(前売はPassMarketのみ)
前売・当日:各1,000円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

PassMarket【一般、子ども(4歳~小学生)】
PassMarket【支援会員、障がい者・付添者】

▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山 3階)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/2、11/3、11/16、11/23は休止

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ 7階)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/3、11/6、11/20、11/23は休止
会場アクセス

ベルブホール

〒206-0025 東京都多摩市永山1-5
小田急多摩線/京王相模原線「永山駅」より徒歩2分。ベルブ永山5階

国内団地映画を縦横無尽に語り尽くしてきた団地団、いよいよ日本を飛び出し世界の団地映画を語ります。会場をグリナード永山に移しての第2部もお楽しみに!

団地団

2010年12月、新宿ロフトプラスワンのトークイベントで結成。メンバーがそれぞれの立場から、映画、マンガ、アニメなどに登場する団地について深く考察して大放談を繰り広げる。話題は団地の美観や構造に対する偏愛にとどまらず、団地登場作品の演出論から大衆文化論、果ては都市論や郊外論にまで飛び火。知恵熱必死の知的エンターテインメント集団。

GAGARINE/ガガーリン

  • Gagarine
  • 2020年/フランス/ツイン配給/98分
  • 監督・脚本=ファニー・リアタール、ジェレミー・トルイユ
  • 脚本=バンジャマン・シャルビ
  • 撮影=ビクトル・セガン
  • 美術=マリオン・ブルゲル
  • 音楽=エフゲニー・ガルペリン、サーシャ・ガルペリン、アミン・ブアファ
  • 編集=ダニエル・ダルモン
  • 出演=アルセニ・バティリ、リナ・クードリ、ジャミル・マクレイブン、フィネガン・オールドフィールド

ストーリー

2024年のパリ五輪のために取り壊されたパリ郊外のイヴリー=シュル=セーヌに実在した公営住宅「ガガーリン団地」を舞台に、団地に住む少年が取り壊しを阻止しようと孤軍奮闘するなかで織りなす恋と友情の青春模様。

コメント

もちろん海外にも団地はある。そして団地を舞台にしたさまざまな素晴らしい映画もある。

団地団がTAMA映画祭に登場するきっかけとなった『アスファルト』(仏)や『ほえる犬は噛まない』(韓国)など。今回、満を持して団地団は「世界の団地映画論」と銘打って海外の団地映画を熱く語ります。国策のために取り壊される大型団地。住人それぞれが持つ思い出や抱えるさまざまな問題が根こそぎ更地にされてしまう。16歳の少年が一人で団地という宇宙に宇宙船で乗り出し、この危機に挑んでいく。彼を理解する友人たちもそれぞれの重い荷物を背負いながら関わりを続けていく。やむを得ず妥協を選ばざるを得なかった大人になる前の少年・少女たちの行動に私は俯きながら拳を握る。(昇)

ゲスト紹介

大山 顕 氏

Oyama Ken

1972年生まれ。写真家/ライター。「住宅都市整理公団」(団地マニアのための団体。2000年に設立。団員は2人)の総裁。2010年に佐藤大、速水健朗とともに「団地団」を結成。主な著書に「団地の見究」、「工場萌え」(石井哲との共著)、「ショッピングモールから考える―ユートピア・バックヤード・未来都市」(東浩紀との共著)、「新写真論」など。

佐藤 大 氏

Sato Dai

1969年生まれ。脚本家。代表作にアニメ「カウボーイビバップ」(98年)、「交響詩篇エウレカセブン」(2005年)、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(02年)、映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』(21年)、『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』『ぼくらのよあけ』(いずれも22年)、TVアニメ「ポケットモンスター」(23年~)などがある。

速水 健朗 氏

Hayamizu Kenro

ライター・編集者。ラーメンからショッピングモールまであれこれ執筆。たまにテレビやラジオのコメンテイターなどもやってます。主な著書に「ラーメンと愛国」「バンド臨終図巻」など。愛車は黄色の日産マーチ・カプリオレ。

稲田 豊史 氏

Inada Toyoshi

1974年生まれ。ライター・コラムニスト・編集者。映画配給会社社員、出版社の編集者を経て独立。著書に「ぼくたちの離婚」「「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く」「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形」「ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生」などがある。団地団との出会いは、出版社の社員だった2011年に足を運んだ団地団トークライブの第2回。ライブ終了後、トーク内容の書籍化をメンバーに直接もちかけ、「団地団~ベランダから見渡す映画論~」の企画・編集を担当(12年に刊行)。13年の独立を機に正式メンバーへと昇格した。

妹尾 朝子 氏

Seo Asako

企画・シナリオ・演出担当の小沢高広、作画・演出担当の妹尾朝子からなる二人組漫画家。代表作「大東京トイボックス」シリーズ。その他「ちゃぶだいケンタ」「南国トムソーヤ」 「きょくまん」「青空ファインダーロック」「STEVES」「おもたせしました。」「アイとアイザワ」など。現在は、育児エッセイマンガ「ニブンノイクジ」、街歩きマンガ「ブラガール」などを連載しており、新作を準備中。2016年「団地団」へ入団。

山内 マリコ 氏

Yamauchi Mariko

1980年生まれ、富山県出身。作家。大阪芸術大学映像学科卒。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年「ここは退屈迎えに来て」でデビュー。主な著書に「アズミ・ハルコは行方不明」「選んだ孤独はよい孤独」「一心同体だった」などがある。団地団への参加は13年秋から。16年に刊行した「あのこは貴族」が岨手由貴子監督によって映画化され、21年TAMA映画賞最優秀作品賞を受賞した。最新刊は、ユーミンの荒井由実時代を描いた長編小説「すべてのことはメッセージ 小説ユーミン」。

プログラム一覧

藤原季節氏、内田健司氏、周本絵梨香氏
藤原季節氏、林知亜季監督、義山真司氏、柾賢志氏、佐藤考哲氏、浅沼ファティ氏、石原滉也氏、毎熊克哉氏
奥浜レイラ氏(映画・音楽パーソナリティ)、高橋芳朗氏(音楽ジャーナリスト)、村山章氏(映画ライター)
佐藤浩市氏、阪本順治監督、伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
上田誠氏、山口淳太監督、藤谷理子氏、石田剛太氏
永田芳弘プロデューサー、矢田部吉彦氏(前東京国際映画祭ディレクター)
福島良一氏(野球解説者、メジャーリーグアナリスト)、蛭間豊章氏(報知新聞社メジャー担当記者)、久保田市郎氏(SLUGGER編集長)
千原徹也監督、川上未映子氏(作家)
木村聡志監督、莉子氏、筧美和子氏、みらん氏、森直人氏(映画評論家)
石川梵監督
鈴木仁篤監督、赤坂太輔氏(映画批評家)
赤坂太輔氏(映画批評家)
大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
亀山睦木監督、小川深彩監督、森美春監督
菊地成孔氏(音楽家/文筆家)、佐々木敦氏(思考家/HEADZ主宰)、池城美菜子氏(音楽ライター/翻訳家)
小野峻志監督とご出演者のみなさま
福永壮志監督、中井圭氏(映画解説者)
アサダアツシ氏(脚本家)、金子鈴幸氏(脚本家)
堀井綾香監督、福地桃子氏、青木柚氏