第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM
古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は、一花(さとうほなみ)のことが忘れられない。その古本屋には、女子高生・岬(河合優実)が通い、多田に一途に求婚。一方、亮介(中島歩)と婚約中の一花。式の準備に追われる彼女は、亮介とウェディングプランナーの美樹(向里祐香)が男女の関係になっていることを知らずにいて……。
1975年生まれ。東京都出身。武蔵野美術⼤学在学中より8mm映画を制作。フリーの助監督として成⼈映画、Vシネマなどを中⼼にキャリアを積み、『味⾒したい⼈妻たち(押⼊れ)』(2003年)で監督デビュー。2003年度PG新⼈監督賞受賞。現在までに、100タイトルを超える作品を監督しており、『アルプススタンドのはしの⽅』(20年)は大ヒットを記録し、第12回TAMA映画賞特別賞受賞など映画祭などでも⾼い評価を得た。21年も監督作や脚本作など新作が多数控え、映画界でさらなる注⽬が集まっている。
1981年生まれ。福島県出⾝。『最低』(2009年)でTAMA NEW WAVEグランプリを受賞。『たまの映画』(11年)で商業映画監督デビュー。『パンとバスと2度目のハツコイ』(18年)で第10回TAMA映画賞最優秀新進監督賞受賞。『愛がなんだ』(19年)が3億6千万円に上る⼤ヒット。『アイネクライネナハトムジーク』『his』『mellow』も⼤好評となり、21年も『街の上で』『あの頃。』『かそけきサンカヨウ』とさまざまな3作品が公開され、今や⽇本を代表するヒットメーカーの1⼈となっている。
カネコアヤノ、柴田聡子の系譜として注目される兵庫県在住のシンガーソングライター。2020年にアルバム「帆風」を配信リリース。21年にCD化された。さらに最新音源「モモイロペリカンと遊んだ日」もリリース。『愛なのに』の主題歌は書き下ろし&曽我部恵一のプロデュースにより制作。
1971年生まれ、和歌山県出身。映画評論家、ライター。著書に「シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~」(フィルムアート社)、編著に「21世紀/シネマX」「日本発 映画ゼロ世代」(フィルムアート社)「ゼロ年代+の映画」(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「映画秘宝」「メンズノンノ」「シネマトゥデイ」などで定期的に執筆中。YouTubeチャンネル「活弁シネマ倶楽部」ではMC担当。