第28回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-2】『カメラを止めるな!』

11/24[土] ヴィータホール

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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カメラを止めるな!

  • 2017年/ENBUゼミナール製作/アスミック・エース、ENBUゼミナール配給/96分
  • 監督・脚本・編集=上田慎一郎
  • プロデューサー=市橋浩治
  • 撮影=曽根剛
  • 特殊造形・メイク=下畑和秀
  • 音楽=鈴木伸宏&伊藤翔磨、永井カイル
  • 出演=濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、山﨑俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、吉田美紀、合田純奈、浅森咲希奈、秋山ゆずき、山口友和、藤村拓矢、イワゴウサトシ、高橋恭子、生見司織、曽我真臣、佐渡未来

ストーリー

ゾンビ映画撮影中に本物のゾンビが襲ってくる。リアリティにこだわる監督(濱津)は撮影を続けカメラを止めない。本気で逃げ回る俳優陣とスタッフたち。そして監督。カメラはぶれまくり、レンズに鮮血は飛び散ってくる。いかにもの低予算インディーズ作品が出来上がった。37分ワンカットゾンビ映画。だが……!

コメント

正直、ゾンビ映画(?)でこんなに笑うとは思っていなかった。口コミが広がり一気に上映劇場を増やし話題を集めた『カメラを止めるな!』。観る前はあまり期待せずにいたが、良い意味で見事に裏切られた。前半はまったくカメラが止まらないので、その後の伏線回収の嵐に「これだったのか~」と心のなかで叫んでいたら、後方の席から「わっ」と笑い声が聞こえた。次の瞬間には会場中が笑いで包まれ、気がついたら他の観客と一緒に大笑いしていた。これほど会場中が温かい雰囲気に包まれた映画は初めてで、観終わった後は会場にいた観客と秘密を共有する仲間になったような気分でいた。

ここまで多くの人の胸に刺さった理由は、「映画って面白い!」が詰まっているからではないだろうか。低予算だろうが関係なく会場が一体となった空間はたしかにそれが感じられた。あらためて映画の面白さに気づかせてくれた上田監督の次回作はどうしても気になってしまう……。(北)

プログラム一覧

今泉力哉監督、三宅唱監督
東出昌大氏、金原由佳氏(映画ジャーナリスト)
望月衣塑子氏(東京新聞社会部記者)
大九明子監督、菊地健雄監督、白石裕菜企画プロデューサー、八尾香澄プロデューサー
伊藤沙莉氏、渋川清彦氏、飯塚健監督
高橋隆大氏、長尾理世氏、石丸将吾氏、唐鎌将仁氏、飯野舞耶氏、律子氏(以上出演者)、石川貴雄氏(助監督)
清原惟監督、佐々木敦氏(批評家/HEADZ)、長尾理世氏(『ゾンからのメッセージ』出演)、律子氏(『ゾンからのメッセージ』、『わたしたちの家』出演)
ベルトラン・マンディコ監督、エリナ・レーヴェンソン氏(女優)、五所純子氏(文筆家)
有坂塁氏(移動映画館「キノ・イグルー」代表)
原一男監督
遠藤麻衣子監督、夏目深雪氏(批評家、編集者)
村川透監督
団地団
(大山顕氏、佐藤大氏、速水健朗氏、稲田豊史氏、山内マリコ氏)
細川徹監督、三宅弘城氏
菊地健雄監督、片桐はいり氏
カメ止めチーム
中野ダンキチ氏(サメンテイター)、藤田みさ氏(ラジオパーソナリティ)、中野将樹氏(芸術家)ほか
深川麻衣氏、志田彩良氏
枝優花監督、穂志もえか(保紫 萌香)氏、金原由佳氏(映画ジャーナリスト)