第28回映画祭TAMA CINEMA FORUM
本プログラムでは「“非”本格派時代劇」として、『真夜中の弥次さん喜多さん』(宮藤官九郎監督)、『小河ドラマ 織田信長』を上映。上映後には『小河ドラマ 織田信長』監督の細川徹監督、主演の三宅弘城さんをお迎えしてトークを行いました。
トークは初めから、細川監督作品に多く出てくるHOOTERS(フーターズ)の話で大盛り上がり。楽屋で上映中の音声を聞いていたというお二人も「HOOTERSばっかりだからちょっとびっくりした」と言うほどの登場率で、「近くにあれば行ってほしい。ここからだと新宿が一番近い」などお店の宣伝!?をする場面も。
作品について、細川監督は、「あまり信長っぽくない三宅さんをいかに信長に見せるかを一番こだわった」と明かしてくださいました。三宅さんは、共演者の方々の情報を事前にウィキペディアで調べ、松井玲奈さん、岡山天音さんとは辛いものやメロンパンの話をしたというエピソードや、ドラマのファーストカットは信長のスマートフォンでの自撮りシーンだったという裏話も話してくださいました。
話題は、小河ドラマ第二弾『小河ドラマ 龍馬がくる』にも。大の龍馬好きで知られる武田鉄矢さんありきで脚本を書いたという監督から、「〈龍馬の仕事は断らない。〉という実際の武田さんの発言を台本に入れ込んだ」など武田さんに出演をオファーした際の貴重なお話を聞くこともできました。三宅さんは、撮影最終日に武田さんから「龍馬だったよ」と言われ最後の最後に認めてもらった感じがして嬉しかったと仰っていました。
トーク後のお客様による写真撮影タイムでも、お二人が「どっち向いたらいいか指示してー」と声をかけると、あちこちから「こっちお願いしまーす」と、とてもなごやかで楽しい時間となりました。
機械トラブルなど不手際があったのですが、映画祭の締めにふさわしく終始笑いの絶えないトークにしていただいた細川監督と三宅弘城さん、ご来場いただきましたお客様に感謝申し上げます。ありがとうございました。