第28回映画祭TAMA CINEMA FORUM
第28回映画祭の最終日、聖蹟桜ヶ丘のヴィータホールには寒いなか、早朝から本企画のために沢山のお客様が足を運んでくださいました。
本年度TAMA映画賞最優秀新進女優賞を『パンとバスと2度目のハツコイ』(今泉力哉監督作品)で受賞された深川麻衣さんと、作中で深川麻衣さん演じる市井ふみの妹・二胡役を演じられた志田彩良さんのお二人をお招きして、映画の上映後に開催した、「この先へ」と銘打ったトークは、満員のお客様のなか、なごやかにスタートしました。
トークでは本プログラムの1週間前に開催されたTAMA映画賞受賞式の時のお話から始まり、その後はお二人の女優を目指されたきっかけ、『パンとバスと2度目のハツコイ』のお二人の役柄や撮影時の話、乃木坂46時代からの女優への想い、そして深川さん、志田さんの「この先へ」のお話など、をお伺いさせていただきました。
お二人のトーク後、お客様とのQ&Aコーナーでは皆さんの熱のこもった熱い質問の数々が集まりました。映画にちなんでの「お二人はパン派ですか? ご飯派ですか?」との質問からは更に場もお二人も和んだ印象に。ちなみに深川さんはご飯が多いけど、近所にお気に入りのパン屋さんを見つけてからよく行かれるとのこと。志田さんはどちらも大好きとのことでした。
その後も乃木坂46のこと、ロケ地のこと、パンは凶器になるのか。など、本当にたくさんの質問が集まりました。それぞれの質問に一つ一つ考えながら答えてくださり、またお互いが質問を答える際に深川さんは志田さんを、志田さんは深川さんをにこやかに見られている様子は、本当の仲の良い姉妹のようで、ただ回答するだけではなく、質問されるお客様とお話しされるようにして受け答えられていたのもとても印象的でした。
締めくくりの質問。作品にちなんで「片想いする方が良いか、片想いされる方が良いか」との質問には姉妹で恋バナをしているような雰囲気でした。そんなお二人の雰囲気と、お客様の女優・深川麻衣、志田彩良の「この先」を見守って行きたいという優しさがホール全体を包み込んだ、和やかで楽しいひとときの時間でした。