第34回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-9】マリリン・トールド・ミー ~マリリン・モンローと私たち 時空を超えて重なる声~

11/24[日] ベルブホール
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
支援会員/障がい者・付添者1名 ※前売はteket(テケト)のみ
前売・当日:各1,000円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

teket(テケト)

▼窓口で購入

永山公民館(多摩市公民館)

取扱時間:9:00〜17:00
[休館日と祝日を除く。休館日:第1木曜、第3木曜]

関戸公民館(多摩市公民館)

取扱時間:9:00〜17:00
[休館日と祝日を除く。休館日:第1月曜、第3月曜]
会場アクセス

ベルブホール

〒206-0025 東京都多摩市永山1-5
小田急多摩線/京王相模原線「永山駅」より徒歩2分。ベルブ永山5階

荒馬と女

  • The Misfits
  • 1961年/アメリカ/124分
  • 監督=ジョン・ヒューストン
  • 製作=フランク・E・テイラー
  • 脚本=アーサー・ミラー
  • 撮影=ラッセル・メティ
  • 編集=ジョージ・トマシーニ
  • 音楽=アレックス・ノース
  • 出演=クラーク・ゲーブル、マリリン・モンロー、モンゴメリー・クリフト、イーライ・ウォラック、セルマ・リッター、ジェームズ・バートン、エステル・ウィンウッド、ケヴィン・マッカーシー

ストーリー

離婚都市と呼ばれるリノを訪れたロザリン(M・モンロー)。離婚直後の彼女は、カウボーイのゲイ(C・ゲーブル)、そして自動車修理工のグイド(E・ウォラック)と知り合う。ロザリンに心を奪われるふたりの男。さらにゲイの友人パース(M・クリフト)も加わり、一行は砂漠へ野馬狩りに出発する。馬と人間の壮絶な闘いを見たロザリンはそれを止めようとするが……。

コメント

「セールスマンの死」などで知られ、実生活ではマリリン・モンローの夫でもあったアーサー・ミラーが脚本を担当。監督は、骨太な作風で知られるジョン・ヒューストン。離婚したてのダンサー、ロザリンを演じたマリリンにとっても、落ち目のカウボーイ・ゲイを演じたクラーク・ゲーブルにとっても、決して順風満帆とはいえないタイミングで作られた本作が、両者にとって遺作となってしまったことを知る現在となっては、台詞のひとつひとつにメッセージを感じながら見ずにはいられない。特に、ゲイと、自動車修理工のグイド(E・ウォラック)と出会ったロザリンが、ダンスを踊りながら言う「人は誰も皆死に向かっている」という台詞には胸をつかれた。そんな本作の原題は“The Misfits”。「不適合者」を意味するが、ロザリンたちが生きるための手段を探そうとするラストは、表面上は多様性に寛容的になった(とされる)現代にこそ通じるものがある。イメージに抗い、自分だけの生き方を見つけようと努力したマリリン。彼女の生き方から私たちは何を受け取り、行動できるだろうか。 (な)

ゲスト紹介

山内 マリコ 氏

Yamauchi Mariko

1980年生まれ、富山県出身。作家。大阪芸術大学映像学科卒。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年「ここは退屈迎えに来て」でデビュー。主な著書に「アズミ・ハルコは行方不明」「選んだ孤独はよい孤独」「すべてのことはメッセージ小説ユーミン」などがある。16年に刊行した「あのこは貴族」が岨手由貴子監督によって映画化され、21年TAMA映画賞最優秀作品賞を受賞した。今年刊行した「マリリン・トールド・ミー」ではマリリン・モンローをテーマに執筆。「結婚とわたし」「きもの再入門」などエッセイも発表。最新刊はU-NEXTより刊行予定。

プログラム一覧

牛尾憲輔氏(電子音楽家/劇伴作家/プロデューサー)、佐々木敦氏(思考家/HEADZ主宰)
齋藤潤氏、早瀬憩氏、伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
井上淳一氏(脚本・監督)、芋生悠氏、碧木愛莉氏、杉田雷麟氏、宮田岳氏、中野ミホ氏
北村匠海監督、萩原利久氏、藤堂日向氏、SYO氏(映画ライター)
山中瑶子監督、河合優実氏、五所純子氏(文筆家)
呉美保監督、忍足亜希子氏、中井圭氏(映画解説者)
石橋夕帆監督、岩田奏氏(俳優)、石山愛琉氏(俳優)
井口奈己監督、小川あん氏(俳優)
小関裕太氏、中川龍太郎監督
チャン・ゴンジェ監督、ソ・ジュニョン氏
チャン・ゴンジェ監督、菊地成孔氏(音楽家/文筆家)
有馬尚史監督、松田咲香氏(写真家)、小川紗良氏(文筆家・映像作家・俳優)
竹林亮監督、川和田恵真監督
山崎まどか氏(コラムニスト)、ゆっきゅん氏(DIVA)
大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
山内マリコ氏(作家)
村瀬大智監督、中山慎悟氏、百々武氏(写真家)
小路紘史監督、遠藤雄弥氏、森田想氏、後藤剛範氏、倉本朋幸氏、佐藤五郎氏