第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM
映画『サマーフィルムにのって』をこよなく愛する実行委員によるプログラム企画です。上映後、第13回TAMA映画賞・最優秀新進監督賞を受賞された松本壮史監督とブルーハワイ役の好演が光る祷キララさんをお招きしてトークが行われました。
冒頭、松本監督から「上映後トークはこのTAMA映画祭が初なので、とても嬉しい」というお言葉をいただき、企画メンバー一同、脳内ガッツポーズ。そして、作品にちなんで【映画×青春×〇〇】というテーマの元、お話を伺いました。
松本監督によると、本作の発端は『恋愛を主題にしない青春映画を撮りたい』というところからで、脚本の三浦直之さんたちと盛り上がり、好きなものをたくさん詰め込んだそうです。時代劇を撮ろうとしたハダシと通じるところがありますね。また、映画を撮ろうと思ったのは美大進学後で、いろいろなアート制作を経て、卒業制作(映画)が一番しっくりきたから、とおっしゃっていました。コロナ禍で撮影が中断されてしまったこと、再クランクイン、ゼロ号試写のエピソードなど、全てが興味深いお話でした。
祷さんは小学6年生の時、TAMA NEW WAVEのグランプリ作品『Dressing UP』に出演、その時もTAMA映画祭にご来場いただいています。女優を目指そうと思ったきっかけや、学生時代にクラスで自主映画を制作されたお話など、まさに【映画×青春×〇〇】!そして、この『サマーフィルムにのって』に関しては、撮影中断を挟んだけれど、それにより、さらに共演者やスタッフの結びつきが強くなったとおっしゃっていました。
この映画は、私たち観客にとって2021年夏の素敵な宝物です。ありがとう!サマーフィルム!!ご来場いただきましたお客様、松本壮史監督、祷キララさん、関係者の皆様、そして、TAMA CINEMA FORUMの仲間にお礼申し上げます。