第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラムレポート

【B-1】第22回TAMA NEW WAVE コンペティション

11/13[土] ヴィータホール

日本映画界に新風を送り込む新しい才能の発見を目的として、2000 年よりスタートした若手作家のコンペティションTAMA NEW WAVE。第22回目の開催となった本年度は、昨年に引き続きオンラインでの作品募集、グランプリ投票に参加いただく一般審査員の制度のオンライン参加、オンラインでの作品配信も実施いたしました。過去最多となる175本の応募作品より、実行委員の一次審査、二次審査を通過したコンペティションノミネート作品5作品が上映され、各賞を競いました。

ベスト男優賞を受賞された『とら男』に出演の西村虎男さんは「正直びっくりしています。素人の私がこんなものもらっていいのかなと…ありがとうございました」とコメントされました。ベスト女優賞を受賞した『ミューズは溺れない』で朔子役を演じた上原美矩さんは「まさか賞をもらえると思っていなかったのでびっくりしています。地元がこのあたりで、パルテノン多摩で合唱コンクールをしていたので次はそちらで賞をいただけるよう頑張りたいと思います」と笑顔で語られました。

ゲストコメンテーターによって選ばれる特別賞は『優しさのすべて』(安達勇貴監督)が受賞しました。前田弘二監督からは「多くの人に観てもらいたい。次回作も観てみたい」と期待が述べられました。また、映画評論家の森直人氏は「一番難しいことをやっている。体のいい着地ではなく、それが未来を向いている」とコメントされました。安達監督は「これ以上の幸せはないです。感無量です。映画を信じてきた結果、そういった映画が作れて本当によかったです」と喜びを語られました。

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実行委員票と一般審査員の投票により決定するグランプリには、淺雄望監督の『ミューズは溺れない』が選ばれました。淺雄監督は「本当に夢だったのですごく嬉しくて動揺して全身震えています。自分は決してほめられた人間ではなく、監督としても未熟でスタッフ、キャスト、関係者の皆様のおかげだと思っています。自分に生まれてよかったと思ったことがなかった人生だったけれど今初めて自分に生まれてよかったと思えます。ありがとうございます」と、思いのこもった受賞コメントをいただきました。

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レポート一覧

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【B-1】
第22回TAMA NEW WAVE コンペティション
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・優しさのすべて
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・とら男
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・ゲストコメンテーターVS監督
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