第32回映画祭TAMA CINEMA FORUM
多摩市立永山公民館(ベルブ永山)
多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)
沖縄市コザで暮らす翔太(津波⻯斗)の前に、交通事故で亡くなったはずの祖父ハル(小池)が現れる。祖父はかつて、ベトナム戦争に向かう米兵たちを熱狂させた伝説のロックンローラーだった。ハルが「やり残したことがある」と翔太の体をのっとると、翔太の魂は1970年へとタイムスリップしてしまう。翔太はそこで驚きの真実を知り、未来へのサプライズを仕掛ける……。
桐谷健太を主演に迎え、日本復帰前の70年代と現代の沖縄を描いたタイムスリップ・ロックンロール・エンターテインメント。ハードロックが鳴り響いていた当時の沖縄コザで、人々は何に熱狂し、何に憤りを感じていたのか。笑いあり、涙ありのストーリーと、過去と未来を繋ぐ音楽。コザ騒動※のシーンでは、今なお複雑な事情を抱える沖縄の現実にも思いを馳せる。沖縄ロックレジェンド「紫」が全面協力し、コザが生んだスーパーバンド、ORANGE RANGEが主題歌を担当。本土復帰50年の今年、沢山の人たちの思いが詰まった飛び切り素敵な作品が生まれたことに感謝しています。(WB)
※コザ騒動:1970年12月20日未明、米軍統治下の沖縄のコザ市(現在の沖縄県沖縄市)で発生した事件。米兵が起こした交通事故の処理をめぐり、米軍施政下で抑圧されていた民衆の怒りが爆発。米軍関係の車両を焼き討ちした。
1989年生まれ、沖縄県沖縄市出身。合同会社PROJECT9ディレクター。大学時代から自主映画を50本以上制作、卒業後、県内百貨店にて店舗企画担当勤務するも映画監督の夢を諦めきれず、退職し映像作家としての専任活動を始める。第15回TAMA NEW WAVE ある視点 社会派サスペンスNEWWAVEにて初の長編映画『アンボイナじゃ殺せない』を上映(2014年)。新作のショートフィルム『おかあの羽衣』<服部樹咲主演、尾野真千子、ゴリ(ガレッジセール)出演> YouTubeにて公開中。
1984年生まれ、沖縄県那覇市出身。25歳で沖縄から上京。養成所で演技を学び、舞台出演を皮切りにTVドラマ「闇金ウシジマくんseason2」などに出演後、2018年「闘牛戦士ワイドー」のカミヤー役で念願の沖縄作品に出演を果たす。主な出演作は、「オキナワノコワイハナシ•FOUR(4)」「騎士竜戦隊リュウソウジャー」「オキナワンヒーローズ」など。その他、ドラマや映画などの放送・公開が予定されている。
1991年生まれ、沖縄県沖縄市出身。23歳で上京し、現在は俳優事務所ハイイロ(俳色)に所属。沖縄の戦隊モノTVドラマ「闘牛戦士ワイドー」「闘牛戦士ワイドー2」「オキナワンヒーローズ」では天願ガイ役を務める。映画、テレビCM、ドラマ、舞台など多方面で活動中。最新出演映画『ミラクルシティコザ』では源五郎役を務めた。監督の平一紘は実の兄にあたる。
1988年生まれ、沖縄県出身。上京後20歳から8年間、雑誌「Ray」の専属モデルとして活動。モデルとしての活動も続けながら、俳優としても、TVドラマ「牙狼〈GARO〉」シリーズのヒロイン莉杏役を長年にわたり務める。2021年末には1st写真集「heavenly」が発売、即日の重版決定になる。22年には、2nd写真集「jameis vu」を発売。最新出演映画『ミラクルシティコザ』では過去のレイナ役として出演。