第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM
映画祭最終日、ベルブホールのラストを飾るプログラムは、映画をつくる職人たちに焦点を当てたドキュメンタリー映画の2本立て。1950年代から2000年代まで、数多くのハリウッド作品で絵コンテと映画リサーチを担当した夫婦を描いた『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』、ハリウッド映画を彩る映画音楽を題材にした『すばらしき映画音楽たち』を上映しました。
両作品の上映後には、映画ライターの鍵和田啓介氏とモデル・女優の青柳文子氏をお招きしてのトークを開催しました。まずは2作品についてのそれぞれの見解や感想をお話していただき、次に、お2人のお気に入りの映画や影響を受けた映画について、絵コンテや音楽の視点からお話していただきました。興味深いお話ばかりで、お2人の映画に対する思いや熱量がひしひしと伝わってくるような内容でした。
会場の皆さまが熱心に聞き入っていたのがとても印象的な、映画愛に溢れたあたたかな時間が流れるプログラムとなりました。