今だから観て、一緒に考えたい、これからの「食」
6月8日(土)に開催する特別上映会の作品は『モンサントの不自然な食べもの』(マリー=モニク・ロバン監督)です。
同作は、遺伝子組み換え作物市場の世界シェア90%を誇るグローバル企業・モンサント社の歴史や実態を、証言・取材に基づいて描くドキュメンタリーです。自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さないモンサント社のビジネス。生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかけています。
毎日の食べ物は生き方を選ぶということ。そして、知ることで守れる未来があるということ。42カ国で公開され、大きな影響を与えた、「食」ひいては「いのち」めぐる世界の構造を暴く、今こそ見るべき作品です。
作品の上映とゲストトークを通して、まずは実態を知ること、そして、これから1人1人が出来ることについて、少しでも考えるキッカケになればと思います。
『モンサントの不自然な食べもの』OFFICIALSITE »
チケットをお持ちの方は、どの回のゲストトークもご覧になれます。
枝元 なほみ(えだもと なほみ)
神奈川県横浜市生まれの料理研究家。明治大学文学部英米文学科卒業。1981年劇団転形劇場の研究生になり、役者をしながら無国籍レストランで8年働く。劇団解散後、フリーの料理人になる。
女性誌や新聞、テレビ、ラジオなどで料理を紹介している。農業や食育のイベントなどで各地をまわるうち、<食>を考えるには農業や漁業などの生産の現場を支えることが必要だと思うようになり、生産者と消費者、生活者をつなげようと、一般社団法人<チームむかご>を設立する。2011年の震災後は、被災地、被災者と非被災者をつなげようと、<にこまるプロジェクト>を立ち上げて、現在も進行中。<http://mukago.jp/>
またホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー日本版」に、1号おきにレシピとエッセイの連載中。
高橋 一也 (たかはし かずや )
株式会社レストランキハチで調理師として働き、「有機野菜」と出逢う。
1998年に自然食品小売業、株式会社ナチュラルハウスに入社。
入社後アメリカのオーガニックスーパーマーケット「ホールフーズマーケット」、ヨーロッパドイツのオーガニックスーパーマーケット「ベーシック」をベンチマークし、オーガニック食品の販売、店舗統括、販売企画、商品部青果バイヤー等の業務を行い、取締役へ就任。2011年退社。日本の有機農業生産者の支援と新たなオーガニック市場の開拓活動(「自家採種、固定種、在来種」を守る)、固定種・在来種の知識を語り繋げる活動として、レストラン、野外イベント等で移動八百屋を開催、対面販売を行う。
WEBサイト:http://warmerwarmer.net/
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
京王相模原線・京王永山駅、小田急多摩線・小田急永山駅から徒歩約2分
1回目と2回目の上映中。事前申込が必要です。
場所:ベルブ4階第2保育室にて。
または、以下まで必要事項(保護者氏名・電話番号&メールアドレス・お子様の人数と年齢・希望上映回)を明記の上、お送り下さい。
・事務局へのFAX:042-337-6003
・メール:tcf-event@tamaeiga.org