<入場整理券について>
開催当日10:00からベルブホール受付(ベルブ永山5F)にて、プログラム1(10:45開場・11:00開映)とプログラム2(15:45開場・16:00開映)の入場整理券を配布いたします。なお、入場整理券はお持ちのチケット枚数分のみのお渡しとなります。(インターネット予約の方は先に精算とチケット受領をお願いいたします。)
<ご入場と当日チケットについて>
ご入場はインターネット予約をされている方・前売チケットをお持ちの方・当日のみの料金区分の方(支援会員の方など)を優先します。(入場整理券の番号順でのご入場となります。)当日チケット(大人)は残席数に応じて販売することとし、主催者が必要と判断した場合には「当日チケット購入整理券」を配布いたします。(配布場所はベルブホール受付です。)なお、プログラム1・プログラム2のどちらについても一定数の当日チケットを販売いたします。
<インターネット予約はお早めに>
インターネット予約が予定数に達するなどした場合には、予約受付期間を繰り上げて受付を終了いたします。
<プログラム2ゲスト追加決定>
女優・文筆家の睡蓮みどり氏と『Girls of Cinema』出演のひらく氏、上埜すみれ氏がプログラム2のゲストに決定しました。
<あらすじ>
大学卒業後、彼氏と別れニューヨークの実家に帰ってきたオーラ(レナ・ダナム)。未だ進路が決まっていない彼女は、アーティストである母親や才能ある妹に囲まれ家に居場所がない。そんななか、webに動画をアップして有名になったジェドと出会い、家に数日泊めることになったり、バイト先のイケメン料理人キースとデートの約束をこぎ着けたりするも、どれもオーラの思うようにいかない。やがて自堕落な生活が故に母親との衝突も大きくなり始め…
『タイニー・ファニチャー』
2010年/99分/シネマスコープ/カラー
監督・脚本・主演:レナ・ダナム
製作:カイル・マーティン、アリシア・ヴァン・クーヴェリング/撮影:ジョディ・リー・ライプス/音楽:テディ・ブランクス/
配給・宣伝:グッチーズ・フリースクール
『あの娘が海辺で踊ってる(完全版)』
2012年/日本/カラー/2ch/50分
監督:山戸結希/音楽:富山優子
©上智映画研究会2012
『Girls of Cinema』
2017年/日本/カラー/2ch/8分
監督:山戸結希/音楽:サニーデイ・サービス
『おとぎ話みたい』
2014年/日本/カラー/2ch/51分
監督:山戸結希/音楽:おとぎ話
©寝具劇団
『COSMOS』
2014年/日本/カラー/2ch/5分
監督:山戸結希/音楽:おとぎ話/出演:趣里/©felicity
女の子よカメラを持とう×TAMA CINEMA FORUM「映画の中の私たち」に寄せて
「女の子よカメラを持とう」という試みを、ずっと行いたいと想っていました。
それが、どんな場なら実現しうるのか?
最初の一歩をご一緒したいと思わせていただけたのは、TAMA CINEMA FORUMの皆さんでした。
前回の上映会に参加し、とても印象に残っていたのが、上映の場を作り上げていた、多くの女の子たちの姿です。
こんな空間があることに、せつなく心ふるえて、胸打たれていました。
あれから1年が経ち、今回、沢山の企画委員の皆さんが、お力を貸してくださることになりました。
TAMAの皆さんには、これ以上ないほど、素敵な場を用意していただきました!
皆さんがつけてくれた今回の上映会のタイトルが、
「映画の中の私たち」です。
映画の中の女の子の姿について、もっと全力で話したり、 過去の彼女たち、そして未来の彼女たちを、もっともっと光らせることが出来るような企画を、こうして映画を撮ることに加えて、作品の上映と、その後の討議の場を含めて出来ないか?私自身も、そう夢見てきました。
今回の上映は、SNS世代憧れのディレクターである、レナ・ダナム監督の映画『タイニー・ファニチャー』です。
そして、私の過去の4作品も、併映となります。
上映後に、素晴らしいゲストの方々をお招きし、私からもたくさんの問題提起を行いながら、映画の中だけに許された、許されゆく女の子の姿を見つけたいと願っています。
これから、この世界に、一人でも多くの「映画の女の子」が生まれて欲しいーー
未来の女の子が、それぞれの瞳で、星空を見上げるように、
スクリーンを通して目をあわすような体験を、数え切れぬほどに出来るように、
炸裂すべき合言葉は、「女の子よカメラを持とう」です!
私たちの映画を作り出しましょう。
そして、それらの映画を愛してみましょう。
未来の私たちの、運命を変える映画に出会いましょう。
この世界を生きる私たちがまるで、映画の中の私たちみたいだって想えるように。
山戸結希拝
各プログラムの作品上映後に、ゲストをお迎えしてのトークを実施します。
プログラム1:
トークゲスト:山戸結希監督、金原由佳氏、宇野維正氏
プログラム2:
トークゲスト:山戸結希監督、睡蓮みどり氏
朗読:ひらく氏、上埜すみれ氏
2016年、小松菜奈・菅田将暉W主演の長篇『溺れるナイフ』が全国ロードショーされると、興行収入7億円を突破、述べ60万人以上を動員し、20代女性の監督作品において、前例なきヒットとなった。RADWIMPS、乃木坂46、AimerらのMVを監督しており、カネボウ、ブルボン・アルフォートミニチョコレートの広告映像も手掛けるなど、ジャンルを超えて、みずみずしい映像を紡いでいる。
「キネマ旬報」「装苑」「ケトル」「母の友」「朝日新聞」など多くの媒体で執筆中。著書に映画における少女性と暴力性について考察した『ブロークン・ガール』(フィルムアート社)がある。『90年代アメリカ映画100』(芸術新聞社)、『アジア映画の森 新世紀の映画地図』(作品社)などにも寄稿。取材・構成を担当した『アクターズ・ファイル 妻夫木聡』『アクターズ・ファイル 永瀬正敏』(共にキネマ旬報社)、『伝説の映画美術監督たち×種田陽平』(スペースシャワーブックス)が発売中。
1970年、東京生まれ。著書に「1998年の宇多田ヒカル」(新潮社)「くるりのこと」(新潮社)「小沢健二の帰還」(岩波書店)など。
神奈川県横浜市出身。1987年生。早稲田大学第二文学部中退。在学中にグラビアデビューし、現在は映画を中心に俳優として活動している。また映画コラムの執筆も行う。著作は『溺れた女 渇愛的偏愛映画論』(彩流社)
https://www.suirenmidori.com
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
京王相模原線・京王永山駅、小田急多摩線・小田急永山駅から徒歩約2分